生きるを考える


幼いときからとても弱々しかった私が克服していった方法を紹介します。

ある日、私はテレビ番組で放映されたものをYouTubeで見ました。看取り医師で僧侶でもあった田中雅博さんのドキュメンタリー、死ぬまでの450日「ありのままの最後」でした。癌は日本では二人に一人なるくらい多い病気だといわれています。人はさまざまな病気や事件事故や災害などでいつどうなるのかわかりません。また長生きする人もいますが、どちらにしても誰も死を免れることはできません。

私の人生でこれまで死が迫ったなと感じたことが、二度ほどありますが、そのことが思い出されました。一度目は幼年時、二度目は壮年時。

私は幼いときから体が弱く、乗り物に乗れば酔って吐くし、精神的にも弱い子供でした。だからヒーローとか強い人間に憧れていました。

その私が幼いころ病気になってしまいました。近くの医者に見てもらっても病名がわからないというのです。病名がわからないにしてもじきに治るだろうと思って、私は自宅で寝ておりました。ところが日にちとともに食欲が落ちてきて、体の力もだんだんなくなっていきます。布団の中で天井や壁の模様を目で追いながら物思いにふける日々が続いたのでした。「どうしてこんなことになったんだろう?」考えることがなくなると過去の自分のことを振り返り、思い出しては目覚め、また眠るしかありませんでした。覚めては考えて、いつのまにかまた眠っていく生活になりました。少ない私の食欲は日々を重ねるごとにさらになくなっていきます。夏の時期なのに、ついには水分さえも飲みたくなくなってきました。

家族は普段と同じく私に優しくしてくれます。私は幼心に家族に心配かけたくないという気持ちでおりました。

そして、とうとう私は「もうだめかもしれないなぁ」と思うようになってきました。

死が迫っていると感じてきたのです。

私の体からどんどん力が抜けていき、トイレに行くのもやっと這って行かなければならなくなってしまっていたし、トイレに行くことさえもなくなってきました。

私はなんのためにこれまで生きてきたんだろうと絶望感を覚えました。「もうこれで私の人生は終わりだな」と思うと不思議と悲しくはないものです。あきらめてしまったのだと思います。夕方、共働きの父と母が自宅に帰ってきて、私が死んでいる姿を見て驚くことでしょう。

私は最後になるのだろうと気持ちの整理をしました。しばらく時間がたちました。

するとふと私の体の中で何かがうごめきだしています。

しばらくするとなにか体の奥底から湧き出てくるものを感じてきました。と同時に思いもよらぬある言葉が心の中から口をついて出てきたのです。そして体に力が湧いてきたようです。弱弱しい私の細胞に生命力がしだいに満たされていくのを感じています。私は「あぁ、これで良くなる」と直感しました。しばらくすると確かに食欲も湧いてきました。無性に「何か食べたい」。私は力をふり絞り這って台所まで行き、むさぼるように食べ物を探したのです。助かったのでした。

あの不思議な体験以降、「使命」とか「生きている」意味を考えるようになりました。

そして私が二十歳になったころ「武士道」という本に出合います。

これは私にとってたいへん衝撃的なことでした。

日本の幕末明治に生きた山岡鉄舟という武士ついて書かれた本でした。

私は鉄舟が座禅をしたまま亡くなったことにまず衝撃を受けました。

鉄舟に関する本を求めて読むほどによけい興味深くなっていきます。

勝海州、西郷隆盛や坂本龍馬など日本の幕末明治の時代に維新を切り開いた人たちは知っていましたが、山岡鉄舟は初めて聞く人でした。

西郷は勝海州にふともらしたそうです。「いや~驚きました。徳川公はたいしたものです。たいへんな宝をお持ちですね」と西郷がしきりに首をかしげているのを勝は見て「誰のことですか?」と尋ねると西郷は「山岡さんのことです。命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬというのはこの人のことです。しかしこういう人とでないと天下の大事な話をすることがきません」と感じ入っていたとのことです。

鉄舟は剣、禅、書の修行を通じてそれらの極致を求めたまれにみる隠れた英傑でした。それらの極致を求める修行の仕方はすさまじく常軌を逸しているように思えます。禅については滴水和尚が鉄舟に提示するいくつかの公案などで長年、刻苦静思しておりましたが、明治になってついに大悟しました。すると剣も書もガラリと変わったそうです。そして鉄舟は剣の道で「無刀流」を開祖したのです。剣聖とも言われています。

私は日本の古の教えの奥深さやすばらしさを知りました。

日本には世界にとっても財産ともいえるものがたくさんあるのです。

時は過ぎて今や私は老年になってしまいました。

時間のあるときに東洋医学や整体なども勉強しておりました。

ある日、私の母が脳卒中で倒れ、左半身が動かなくなりました。母のために何かできることはないだろうかと思い、いろいろな先生のことを調べ行ってもみました。たとえば免疫学で著名な安保徹先生に興味を持ち、その実践者でもある医師の福田稔先生の研修にも参加してみました。福田先生はすでにお亡くなりになりましたが、福田先生のガン患者に対して行う施術方法などに私は少なからず驚きました。

そして私は東京から母の入院している九州の病院へと往復することにしました。その経費を節約するために約1000㎞以上の距離を月に二度ほど自家用車で往復することにしました。ただ私は仕事がありましたので、月二回の東京~九州の往復を車の運転をして通うことは肉体的にきついことでした。ただ整体的なことや呼吸方法など勉強していたことが役に立ちました。

私は私の知り得ることで母のためになるかもしれないと思ったことは母に試してみました。母の死ぬ間際にたまたま母の体の一部を刺激すると、いままでまったく動こうとしなかった母の左半身の一部が確かに反応したことに驚きました。私には思いもよらぬことでした。人は死の間際まで肉体の作用と可能性があること。また母を通じて、ある施術方法については危険性のあるこも学びました。

私は若いころからやることなすこと失敗続きで自信を無くしたり孤独感にさいなまれることの多かった弱々しい人間です。顔も頭も悪いし、お金を儲けたくても損ばかりするし、特に人間関係に疎い人間でした。

ところが最近になって滴水和尚が鉄舟に与えた禅の公案などが興味深く思い出されてきたばかりでなく、それとなくそれらの意味が氷解していくように感じられています。人生というのは奥深くはてしないものですが、それらの意味が少しずつ了解されていっているのです。

そして私は心というものに偉大な力があり肉体に作用することを体験しておりましたから、その後の私の体験や研究が人生の悩みを抱えて解決方法を求めている人の助けになるかもしれないと思えるようにもなってきたのです。

例えば、人は「病気と闘う」ということを言います。誤解をしてほしくないのですが、闘うのではありません。

ある医者の実話を読む機会がありましたのでご紹介します。

ある年老いた女性の患者さん(仮にAさんとします)が、癌の末期であることがわかりました。Aさんは自分が癌の末期であり、余命を医者からいわれたので、たいへんショックを受けました。しかしAさんは孫が来年に結婚式を控えていたので、なんとか、かわいい孫の結婚式だけには出席したいと思いました。

そして月日はたち、Aさんは孫の結婚式に出席できたのでした。

驚くことに医者がAさんの再検査をしてみると、なんと癌がほぼなくなっていたのでした。

このこと経験したその医師は驚いて手記にしていたのです。

私はここに心が肉体へ作用するものがあると思っています。

医、食、住、環境などは時代とともに進化しており、たいへん重要かつ必要不可欠なものです。

それとともに大事なことは自らを見つめ、奥底に眠る自分の本来の心に気づくことで、意識を変え、体に変化をもたらし、病や人生の困難を乗り越えていくものと思います。新しい自分に変わっていくのです。

このことを私は「衝天法」と名付け、誰でもやりやすいようにやり方をプログラム化しています。

人生はただ長生きを目的とするものではありません。生きがいや幸せが大事だと思います。ただ人は現世で生活するうえで大事な健康やお金、生活(伴侶を失ったり一人になったときの孤独感や寂寥感)、病気や老後の対応などへの不安をお持ちの方も多いと思います。

私は医者でもなく学者でもなく一般市民ですが、それらの不安や悩みを払拭したい方、幸せを求める人たちのためにお手伝いをしています。

光陰矢の如しで、いつのまにか私は老年になり、いつまで生きれるのかわかりません。

私はこの世に生まれた幸せを謳歌して安心して死にたいと思う人と手をつないでいきたいと思っています。

今のところ、私はスケジュールがタイトで、急ぎのご相談者様でもお待ちいただくことが多いと思います。ですのでインターネットを通じてもっと効率よく困っている人たちのお役に立てるかもしれないと思いました。

LINEやSNSなどで、このことをお知り合いに教えてくださるようお願いします。

私はインターネットについて初心者です。

このサイトなどを通じて利益がでるかもしれません。もし利益がでるようであれば、いろいろな方法で活用していきたいと思います。

読者の方々のご要望やアイデアやサイトの作成や宣伝やご協力者への利益還元などの活用方法がありましたら、ご教授やご連絡していただければ幸いです。

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